AI人材の育成を目的として作られた「E資格」。
受験資格も、試験内容もとてもハードルが高い資格ですが、
マイプラスでは若手を中心にE資格の取得を推奨しています。
今回は合格者の一人にインタビューを行いました!

E資格とは?

E資格とは一般社団法人日本ディープラーニング協会(以下JDLA)が主催している資格の1つです。
主催している2つの資格のうち、「G検定」がディープラーニングを事業に活かすための知識を保有しているかの基礎知識を問うための資格なのに対し、「E資格」はよりエンジニア向けの資格となっています。 AIを作るための基本的な知識から実践的な知識まで、しっかり身に付けている事が試されます。
「E資格」を受験するためには、2年以内にJDLA認定のプログラムを受けている必要があります。
時間とお金のかかる、とても難しい試験となっております。

今回インタビューしたのは、入社2年目・冨重さんです!

Q.なぜ取得を考えたのですか?

最初は会社からの勧めでE資格の取得を目指し始めました。自分自身も先端的な技術を学びたいと常日頃思っていたので、良いチャンスだと思って AI の勉強を始めました。

Q.難しかった所は?

E資格は、AIの裏側で動いている非常に基本的なアルゴリズムの理解が求められます。そして AI の基本的なアルゴリズムの理解のためには、行列やベクトルの知識が必要です。これらの知識を蓄えるのに時間を要しました。また AI は、中身のアルゴリズムにいくつか種類があり、それぞれに採用されているアルゴリズムが違い、それがそれぞれに対応するアルゴリズムが何なのかを理解するのが非常に難しかったです。

Q.どんな勉強をしましたか?

会社で準備してくださった2ヶ月くらいの研修を受け、1日3-4時間くらい勉強しました。
オンラインでの受講でしたが、メンターの方がついてくれて、疑問に思ったことはすぐに質問できる環境でした。
その他には、YouTube等で動画を見ながら勉強しました。非常に親切に AI のアルゴリズムや数学の原理について説明している動画が日本語でも英語でもたくさんあるため、より実践的な知識が身に着いたと思います。
ヨビノリたくみさんのチャンネルがおすすめです。
業務と両立させるのはとても大変でした。

Q.ズバリ合格の秘訣は?

しっかり基礎から学んで知識を身につけ問題をたくさん解くこと、です。
4択をしっかり絞り込めるような知識を身に着けることが必要だと感じました。
最初の一文で消去できるのが2択くらいなので、プラスアルファ1択を消せるようになれば合格は近づくと思います。
苦手なところも逃げずに勉強しなければなりません。

Q.今後どうやってその資格を活かしていきたいですか?

もちろん業務の中でつかってお客様の問題解決にAIを役立てることが1番の目標です。
具体的には、お客様のデータの分析にAIを活用したり、個人的なとこだと独自のAIサービスを作って商材として展開できたら理想です。

Q.最後に、就活生の方にメッセージを!

AIはまだ未知の領域も多く、どういった社会の課題を解決できるのかもわかっていない状況です。なので、様々な領域でAIを活用してみるチャレンジが必要になってきます。
学生の内に社会に対してアンテナを貼り、課題をいち早くみつける能力を身に着けておくと、AIを人より先んじて活用する力に繋がっていくでしょう。
理想と現状を比べて、理想から何が欠けているかを把握する能力を伸ばすことが大事だと思います。
もしできるなら、理想に近づくための実行力も身に着けておくと良いと思います。

自己研鑽が求められるエンジニアを目指す学生にとっては、とても勉強になるお話だったのではないでしょうか?
冨重さん、ありがとうございました!